副作用|AGA

AGAの副作用

AGA治療に利用される「プロペシア」や「ミノキシジル」。これらの成分は、AGAの治療に高い効果があるとされています。しかし、これらの成分は効果が高い分、効果と相応の副作用をおよぼすことがあります。こうした副作用が出ているにも関わらず使用を続けると、AGAの治療はできたとしても、その他の部分で生活に支障をきたしてしまうことがあります。AGAの治療を安全に行うためにも、まず「プロペシア」と「ミノキシジル」という成分の副作用について理解しておきましょう。

プロペシア

1997年、アメリカ食品医薬品局(FDA)から「AGA治療薬」として正式に認定されました。主成分はフィナステリドという抗アンドロゲン薬のひとつで、AGAの原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」の生成を抑制します。

プロペシアの副作用

プロペシアが起こしうる副作用として、最も主流となっているのが「性欲減退」や「勃起不全」、「肝機能障害」などです。また、そのほか「肥満」や「うつ」なども副作用に含まれています。

(1)性欲減退、勃起不全

プロペシアによって、これらを発症する仕組みはまだ解明されておらず、もちろん人によって、副作用が全く現れないこともあります。しかし、仮説として、「プロペシアが何の治療薬として開発されたか」という点が、大きく関与していることが考えられます。もともと、プロペシアは前立腺肥大症を改善するための薬として開発されました。そのため、プロペシアを使用することで前立腺に何らかの影響を与え、前立腺と近い位置にある性器にまで影響が及んでしまったのではないかと考えられています。

(2)肝機能障害

プロペシアが肝臓に作用を与えるのは、肝臓の役割と深い関わりがあると考えられます。肝臓の役割は、体内にて物質の分解、代謝などを行うことです。したがって、体内にプロペシアが侵入することで、肝臓が影響を受けているのではないか、という見解があります。この副作用の特徴は「自覚症状がないこと」、そして「緩やかに悪化すること」です。早急な発見が求められるので、たとえ異常がなくてもプロペシアを使用するのであれば、定期的に検査を受けるのが望ましいでしょう。

ミノキシジル

プロペシアと同様、FDAから認可された治療薬です。もともとは血管を膨張させる目的で開発されたもので、高血圧患者に使用されていました。しかし、服用した高血圧患者のなかに「多毛症」を訴える方が多くいたため、発毛効果があるとしてAGA改善の治療に用いられるようになったのです。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルに起こりうる副作用は、「低血圧」や「頭皮のかゆみ、かぶれ」、「湿疹」などです。さらに、高血圧患者の多くから声が上がったように、「多毛症」も副作用のひとつと捉えられています。

(1)低血圧

ミノキシジル本来の目的から言えることですが、血管への作用が強く効きすぎることにより、血圧がぐんと下がってしまうケースです。薬の作用で血管を膨張させるので、高血圧の方であれば、それほど心配ではないかもしれません。反対に、血圧値が正常な方が使用した場合、低血圧を引き起こす確率は高くなります。

(2)多毛症

多毛症になると、体の様々な部位に生えている毛が濃くなります。たとえばひげや眉毛、胸毛などが挙げられます。この理由は、低血圧の場合と同様に、血管に対する作用にあります。血管が膨張することで、毛根付近にある毛細血管、そのほか細部にある血管にまで血液が巡りやすくなります。つまり、体中の毛に栄養が行き届きやすくなり、その結果として多毛症が現れてしまうのです。なお、育毛剤には「服用するもの」と「頭皮に塗布するもの」がありますが、多毛症は前者のほうに現れやすい副作用です。

AGA治療を受けるなら、上記で紹介した薬の副作用を頭に入れておくのが適切です。なぜなら、いざ副作用が起こったとき、焦らず早急に対処できるようになるからです。たとえ副作用が現れた際も、すぐに信頼できる病院を受診すれば心配はありません。
また、こういった副作用が現れないよう、しっかり自分に合った薬を処方してもらうことが非常に大切です。病院を受診するときは、薄毛や抜け毛の特徴を具体的に医師に伝えておきましょう。